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ROEは、非常に重要な指標であるが、以下のような問題がある。
(ROEは当期純利益を株主資本で割ったもの。)

①一時点しか見ていない
②ぶれが大きい
③リスクが考慮されていない
④簿価と比較している


①一時点しか見ていない
ROEは、将来を予想した指標ではなく、あくまで過去の一時点の指標に過ぎないことに注意する必要がある。予想当期純利益を使えば将来の予想の指標となる。しかし、予想当期純利益は東洋経済やアナリストの予想を使うことが一般的であるため、更新頻度が低く、最新の数値とはなりえない。つまり、経済環境が急激に悪化しても、すぐにROEに反映されるわけではない。

②ぶれが大きい
ROEの計算する際、当期純利益を用いる。当期純利益には、特別損益が反映されるため、事業利益を使うROAなどに比べ、年度ごとのぶれが大きい。


③リスクが考慮されていない

ROEとROAには以下の関係がある。
ROE={ROA+(ROA-有利子負債の利率)×負債比率} ×(1-税率)
つまり、有利子負債の利率をROAが上回っているときは、負債比率を高めればROEは大きくなるが、下回っているときは、負債比率を高めるとROEは小さくなる。
ROEが高いとしてもそれは負債比率を過度に高めた結果であるだけかもしれない。負債比率が高いということは、リスクが高いことを意味するので、ROEが高いだけでその企業はいいと判断すべきではない。自己資本比率、インタレスト・カバレッジ・レシオなどとあわせて使うべきである。



④簿価と比較している

ROEの分母は、あくまで株主資本(簿価)であって、時価総額ではない。つまり、株価を何%増やしてくれるかを表す指標ではないことに注意する必要がある。
例えば、ROEが20%だとしても時価総額が株主資本の2倍であるならば、株価ベースでみると10%しか増やしていないことになる。
株価ベースで、当期純利益の増え方を見た指標は益利回り(PERの逆数)である。ただ、益利回りが高いことがいいとは言えない。(PERが低いからいい銘柄と言えないのと同じ。)

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