赤嶋情報

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突然ですが、「ドル高になると、儲かりますか?」という質問や、「ユーロや豪ドルが高くなったとき、儲かりますか?」という質問に答えられますか?
もし、答えられないのであれば、エクスポージャーを計算することをお勧めします。エクスポージャーを計算すれば、どの通貨をいくら買っているか、いくら売っているかが分かります。
そうすると、リスクのコントロールができるので、負けにくくなります。例えば、「米ドルの動きは分からないから、米ドルのリスクを小さくする」、「豪ドルのリスクを取り過ぎていたから、豪ドルのリスクを小さくする」といったことが容易にできます。
また、NZドル/ユーロなどの取り扱いがないポジションも米ドルリスクを抑えながら作ることができます。
対円の感応度(例えば、ユーロ円が10銭動いたらいくら損益がでるか)も計算できます。


ドル/円やユーロ/円など、クロス円だけをやっている人なら、最初の質問はすぐに答えられるでしょう。しかし、NZ/ドルをロングし、ユーロ/ドルをショートした場合はどうでしょうか?NZドル高、ユーロ安になれば儲かるのはすぐわかりますが、ドルが高くなった場合は儲かるかはこの情報だけでは分かりません。ドルのポジションがネットロングなのか、ネットショートなのか分からないからです。ドルのポジションを計算するためには、取引数量と約定価格が必要です。



エクスポージャーの計算

金融資産のうち価格変動リスクにさらされている資産の割合(または金額)をエクスポージャーと言います。例えば、100万円の金融資産のうち日本株に50万円投資していたとすると、エクスポージャーは%表示で50%、金額表示で50万円になります。(FXでは%表示よりも、金額表示の方がしっくりくるので金額表示を使うことにします。)
1000通貨のドル/円を1米ドル=100円でロングした場合はどうでしょうか?
この場合は、米ドルのエクスポージャーは10万円(1000米ドル)、円のエクスポージャーは-10万円になります。円をベースに考えるのであれば、円の-10万円は確定します。一方、1000米ドルは為替リスクにさらされ、円安ドル高が進めば儲かります。米ドルは為替リスクにさらされているので円ベースでエクスポージャーを考えた場合、米ドルのエクスポージャーは日々変動します。例えば、1米ドル=90円になれば、米ドルのエクスポージャーは9万円になります。やや複雑なので、基本的に現地通貨ベースで考えて、円換算が必要な時には評価時点における為替で円換算するのがよいと思います。

NZドル/ドル3000通貨を0.85でロング、ユーロ/ドル5000通貨を1.38でショートした場合はどうでしょうか?この場合、NZドルのエクスポージャーは3000NZドル、ユーロは5000ユーロになります。米ドルは
-3000×0.85+5000×1.38=4350米ドル
になります。

現在持っているポジションのエクスポージャーを計算し、足し合わせると現在どの通貨をいくら買っているかがわかります。


エクスポージャーの計算例

以下の表が計算例です。私が持っているエクセルシートに適当な数字を入れて、計算しています。

エクスポージャー

平均約定単価と保有ポジション、評価レート(面倒なのでBidとAskの仲値を使用)を別シートに入力すると、上記の表ができるように式を入力しています。
表の下の方にあるドル/円買以降の行に平均約定単価、ポジションをいれています。
通貨ではじまる行の右の数字は現在取っている全てのポジションでロングしている通貨の量です。今回の場合、米ドルを4870ドル持っていることを意味します。
3行目から7行目は円ベースで考えた場合のエクスポージャーを表しています。7行目から、米ドルのエクスポージャーは488218円ということがわかります。3行目の評価レートは対円のレート、5行目の感応度は評価レートが10銭円安になったとき、いくら上昇するかを表しています。6行目の絶対値は7行目の絶対値です。ドル/円のロングは、ドルをロングし、円をショートするという意味なので、ドルの金額と円の金額を足すと0になってしまうので、絶対値を使うことにしています。4行目のエクスポージャーは7行目の金額を6行目の絶対の和で割って出しています。取引に使っている通貨を円ベースで換算した時に、何パーセントに相当するかという計算を試みています。
上から2行目の黄色のセルがポジション全体の損益です。仲値で評価レートを作っているので、実際の損益と一致しません。一致させるためにはBid、Askのレートを使う必要があると思います。しかし、損益はFXの業者のサイトをみれば分かるので、こだわる必要はないと思います。私は、値が近いから、たぶんあっているだろうレベルのチェックしかしていません。
評価レート(ドル)からはじまる行は、3行目から7行目をドルで考えたものです。必要だと思って作りましたが、あまり役に立っていません。


活用法

①リスクの把握

先ほどのような表を作れば、どの通貨が上昇すれば儲かるのか把握できます。

②リスクのヘッジ
米ドルをショートしていたつもりだったけれど、計算してみると米ドルをロングしていたという場合に、米ドル円をショートすることで意図したポジションをとることができます。このように、計算することで意図しないリスクをとっているかどうかを把握することができます。

③合成ポジション

NZドル/ユーロなど業者が取り扱っていないようなポジションも米ドルのリスクを抑えつつ取ることができます。NZドル/ドルのロングとユーロ/ドルのショートをした時にドルのリスクがどれくらいあるかを見ればいいだけです。ドルのリスクが多ければ適当な取引をして、ドルのリスクを減らせばいいのです。



お断り:この記事で紹介している方法は私が考えたものであり、実務の方法と異なると思われます。また、この計算方法が正しい保証もありません。あくまで、私がFXのポジションを管理する方法にすぎません。この方法で管理したせいで損失がでたとしても、その責任を負いません。

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