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サブプライム問題に端を発する金融危機はなかなか沈静化せず、現在でも不況から脱していない。アメリカでおこったはずのサブプライム問題が全世界に広がった理由は、証券化などの金融技術の普及とグローバル化だと個人的には考えている。サブプライムに続くギリシャ危機では国の財政悪化が問題となり、世界の投資家が各国の財政状況に注意を払うようになった。世界の国の中でも日本は借金がGDPの2倍近くあり、日本の財政に懸念する外国人投資家もいる。

一連の金融危機は↓のような流れである。
サブプライム → リーマンショック → ギリシャ危機 → ユーロ危機


サブプライム

サブプライムローンとは低所得者向けの住宅ローンのことである。
プライムは通常の個人のことで、サブプライムはプライムの下という意味です。
何故、そんな人に金を貸していたんだと思われるかもしれませんが、
同じようなこと(サラ金)は日本でも行われています。
サブプライムローンは危険度が高いので金利が高く設定されます。

このサブプライムローンが問題になった背景には1996年から続いていたアメリカの不動産バブルがあります。
ローンの担保として不動産をとるのですが、不動産の価値が上がり続けていたため、
貸し手側が損をすることはまずなかったのです。
そこで、起こったのが融資競争。金融機関がこぞって貸し付けを行うようになったのです。
そして、住宅バブルがはじけ不動産の価格が暴落し不良債権だらけになってしまったのです。

しかし、ただ単にバブルがはじけただけならば、これほどまで全世界に波及することはありません。
全世界に広がった理由は証券化という金融技術が原因なのです。


証券化

証券化とは、SPC(特別目的会社)に資産を売却しその資産が生み出すキャッシュフローを原資とする証券を発行して、証券とすること。証券化のメリットは少ない金額で多くの不動産に投資できることなど。

しかし、サブプライムローンをただ証券化しても売れません。
そこで、トランシェ分け(債権をリスクの高い部分と低い部分に分割する技術)をします。
例えば1%の確率で債務不履行となる金利5%の1億円のローンを100本持ってくると
1本のローンだけが債務不履行になると考えられます。
これを証券化するにあたり、A債券(1%の金利だが優先的に債権を回収できる)、
B債権(1.5%の金利で2番目に債権を回収できる)というように異なるリスクの証券をつくります。


格付け

格付け会社とは証券、国債などに対し返済リスクに応じたランクをつける会社のことです。
(日本国債も格付けを受けています。先進国の中では最低クラスですが。)
投資家は格付け会社がつける格付けに基づいて投資を行っています。
投資家の中には格付け会社が高い格付けをつけてるから投資してもいいだろうと、
自分の目で判断もせずに投資する人もいました。
サブプライムローンのリスクが低い部分はトリプルAという最高評価を受けていました。

サブプライムローンは2006年に入り急激に延滞率が増加し、
サブプライムローンがやばいということが分かってきます。
そして、2007年7月に格付け会社がサブプライム関連の証券の格付けを大きく下げるという
衝撃的な事件が発生します。そして、サブプライム関連の証券が暴落しました。

世界への普及

サブプライムローン関連の証券はアメリカ国内の投資家だけでなく、
ヨーロッパや日本の投資家も保有していました。
(ただ、日本は比較的ダメージが少ない方でした。)
証券であっために国内に留まらず世界に普及してしまったのです。
(グローバル化によって海外投資が容易になったことも被害が拡大した理由の一つだと思う)

リーマンはサブプライムで大量の損失を抱え破綻していましました。
で、問題なのはサブプライムを買った会社だけでなく、
サブプライムを買ってやばくなった会社を買っていた会社もやばくなるというところです。


ギリシャ危機


2009年10月にギリシャで政権交代が起きた。
この時に、ギリシャが粉飾決算をしていたことが明らかになった。
そして、ギリシャの財政が著しく悪いことが分かりギリシャ国債は暴落。
ユーロも暴落し、一昔前のドル円の価格みたいになってしまいました。
(ドルとユーロに対し円高で日本は窮地に追いやられました。
逆に、ヨーロッパは輸出が儲かるようになったようです。)

ギリシャ以外の国にも目が向けられ、スペイン、ポルトガルの財政が懸念されました。
アイルランドも財政状況に注目が集まっています。
(最近、ヨーロッパ各国の格付けが下げられました。)


思うこと

この一連の危機を眺めてみると、金融技術が昔と比べずいぶん発展していたと感じる。
サブプライムでは証券化があだとなってしまったが、この技術は素直にすごいと思う。
ローンや不動産を集めて証券にするという発想はなかなかでませんよ。
デリバティブ取引の普及にも素直に感心する。

また、昔と比べてグローバル化が進んだと感じる。
ずいぶんと海外が身近になった気がします。

今回の金融危機では高度な金融技術やグローバル化が問題になりましたが、
それらは別に悪い事じゃない。むしろ、いいもののはず。
ルールがしっかりしていなかったのが悪かったのでしょう。



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