赤嶋情報

アニメの感想、レビュー。ゲームのレビュー、攻略。たまに、経済や旅行ネタ。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop
今回は、イールドカーブを主成分分析で分析する手法について説明します。
イールドカーブの形状の変化は、平行移動(パラレルシフト)、傾き(ツイスト)、曲率(バタフライ)の3つにわけることができます。主成分分析でイールドカーブを説明する場合、各年限の利回りの変化のデータのサンプルを集めて主成分分析にかけ、3つの主成分に分解流れとなります。第1主成分が平行移動、第2主成分が傾き(ツイスト)、第3主成分が曲率(バタフライ)と名付けられています。
第1主成分が80%強、第2主成分が10%前後、第3主成分が3%前後です。
平行移動は、イールドカーブが平行移動することを指しています(どの年限のイールドも同じだけ変化する)。傾きはイールドカーブの傾きが変化することを指しています。例えば、イールドカーブの傾きが緩やかになる場合、年限が大きいほどイールドの下落幅が大きくなります。曲率はイールドカーブの曲がり方のことで、曲率が急になると、短期と長期のイールドが大きく下落する一方で、中期の下落は限定的になります。


以下のグラフは国債のイールドカーブです。これを見ると、確かに平行移動と傾きの変化で大部分が説明できそうです。

イールドカーブ


以下の分析は1988年1月から2012年4月末までの月次のイールドの変化を主成分分析を用いて、3つの主成分に分解した結果です。第1主成分を見ると、全て0.3前後となっているので平行移動(パラレルシフト)と言えます。第2主成分を見ると、年限が短いほど大きく、年限が長くなるにつれて小さくなりマイナスに転じているのが分かります。これは、傾き(ツイスト)と言えます。第3主成分を見ると、5年前後がプラスで1年10年はマイナスとなっているので曲率(バタフライ)と言えます。
面白い点は、第1主成分が約90%、第2主成分が7%を占めており、第2主成分までで97%近く説明できるところです。


主成分(イールド)

以上の結果をグラフにすると次のようになります。平行移動(シフト)、傾き(ツイスト)、曲率(バタフライ)がきれいに出ています。。

主成分分析(イールドの変化)

平行移動(シフト)、傾き(ツイスト)、曲率(バタフライ)は、債券のマルチファクターモデルでよく登場します。また、金利リスクの管理にも使われています。


関連記事

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

トラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

まとめtyaiました【主成分分析でイールドカーブを分析】

今回は、イールドカーブを主成分分析で分析する手法について説明します。イールドカーブの形状の変化は、平行移動(パラレルシフト)、傾き(ツイスト)、曲率(バタフライ)の3つ...

まとめwoネタ速neo 2012-05-29 (Tue) 05:00


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。