赤嶋情報

アニメの感想、レビュー。ゲームのレビュー、攻略。たまに、経済や旅行ネタ。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop
近年、円高が株価を抑える要因として働いている。このことをTOPIXのグラフを見て確認してみよう。
※配当を含まないTOPIXを分析した結果です。配当を含めばもう少しましな結果になるかもしれません。

TOPIXの推移

TOPIの推移

上のグラフは、TOPIX(配当なし)の推移です。TOPIXは2003年の後半あたりから上昇を2007年ごろには、1700くらいとなった。リーマンショック以降は急激に下落し、800程度に低迷。
出来高に着目すると、出来高が大きくなると株価が上昇する傾向があるように見えます。

TOPIXとNYダウの比較

TOPIXをNYダウと比較してみましょう。かつて、TOPIXはNYダウと高い連動を示していましたが現在はどうなっているのでしょうか。

TOPIX対為替

上のグラフは、TOPIXとNYダウとの比較です。
2000年から2008年後半までTOPIXはNYダウと強い相関がありましたが、2009年以降、そこまで連動しなくなっています。現在のTOPIXはNYダウと比べるとあまり上昇していません。最近、円高が進行していると言われているので、次に為替と比較してみましょう。

TOPIXと為替の比較

TOPIXを米ドル円とユーロ円と比較してみましょう。

TOPIX対NYダウ

このグラフを見ると、円高の進行とともにTOPIXが下落しているのが分かります。ドル、ユーロともに強く影響を与えているようです。ユーロの方が強い影響を与えているのは、ユーロは欧州債務問題と深くかかわっているのが原因のひとつと考えられます。
為替をリーマンショック以前の水準と比較すると、かなり円高になっていることが分かります。これだけ円高になってしまうと、輸出企業は相当厳しいはずです。日本の企業はいまだに輸出企業が多いですから、輸出企業が厳しそうだという予想が日経平均、TOPIXの上昇を妨げていると考えられます。

実際に、日本の貿易状況を国際収支の推移を見て確認してみましょう。


国際収支の推移

以下のグラフは日本の国際収支の推移です。データは財務省から取れます。

国際収支の推移

日本はかつて貿易収支が大きかったのですが、今では所得収支の方が大きくなっています。貿易収支が小さくなってきた理由として、円高の進行および産業の空洞化、国際競争力の低下などが考えられます。所得収支が大きくなっているのは、投資などで海外の国から配当収益をもらうことが昔より多くなっているからです。
国際収支の動向を説明する仮説の一つに、発展段階説があります。新興国のようなこれから伸びる国は債務を負ってインフラ等を整えるので、最初のうちは貿易収支マイナス、資本収支流入超の状態になります。成長するに従い、貿易収支が大きくなっていきます。成長が鈍化し、成熟段階に入ると、所得収支がプラスになる一方、貿易収支が赤字になります。最終的には、経常収支が赤字になります。
これを踏まえると、貿易収支の赤字、所得収支の縮小を覚悟しなければならないと思います。経常収支が赤字になると、一般的に通貨安方向に動きます。円安になると、相対的に日本の商品が割安となり輸出企業の収益が向上するので、株価にプラスに寄与すると考えられます。ただ、日本は所得収支が大きいので経常収支が赤字になりくい環境にあります。それに、ユーロや新興国通貨が急激に下落しているのでよほど円安にならない限り輸出は改善しづらい状況にあります。また、韓国の企業なども競争力が強くなっているで昔より上昇しにくくなっているような気がします。



地域別貿易収支の推移

最後に、地域別の貿易収支の推移を見てみましょう。

地域別貿易収支の推移

北米は、サブプライム問題前までは貿易収支が大きかったのですが、現在は減少しています。欧州は、貿易収支が最低水準になっています。アジアはリーマンショック後でも結構大きいです。これを見ると、新興国の成長が先進国の経済を支えていることが理解できます。新興国の経済が失速すると危うい状況になりそうですが、各国が金融緩和に動いているので欧州以外は持ち直しそうな気がします。ただ、円高が株価を抑えているのでリスク回避傾向が改善しないと、株価は上昇しにくいと思います。実際、最近は円安になると株価が上昇する傾向があります。国内株を持っている人は、為替の動向に注視するのがよいと思います。



関連記事

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。